感想を一言で言ってしまえば、「すごかった! すばらしかった!」これに尽きます。
来年も上演するならまたいきたいとおもいます。
というか、おそらく来年も上演するだろうこの公演が、さらにパワーアップしているだろう事が、今から楽しみで仕方がありません。
なので、来年も是非やってください
めっちゃめちゃ楽しみにしています
というところで、細かい感想を。
タッキーファンではない私が、私のために書くメモなので、タッキーファンの方にとっては的はずれなこともあるかと思いますが、そのあたりはご容赦ください
<舞台の構成・構造について>
■舞台を通してずーっとずーっと心の中で歓声をあげていたのは、
「水、すげーーーーーっ!
でした。
水すごいよ!
単に噴水のように高さが変わるとか、角度が変わるとか、それだけでもすごいのに、文字が降って来るんだもん!
しかも、明朝体もゴシック体もありなら、英語もあり!
タッキーの名前だけでなく、元宝塚雪組の山科愛ちゃんの名前が水文字で降ってきたときの感動っていったら!!!
■この「水文字」はもちろん、ものすごい数の舞台装置、大道具で、見ているだけでわくわくしました。
なんか、「舞台装置のメッセ(=見本市)」みたい。
きらきらで、楽しくて、夢の世界をつくりだせるものであれば、お金に糸目をつけない。
そういう心意気を感じます。
その心意気がかっこいい!
■フライングの種類も増えていました。
バンジー、リボン、ロープ・・・・もうなんでもあり!
タッキーって本当にタフ。
あの運動神経のよさは天性のものだけじゃなくて、影でものすごい努力があるんだろうなぁ・・・
■あと、映像効果が素晴らしかったです。
船の舞台装置に合わせて、船の映像を重ね、まるで船が森林の川を縫うように走る様子を臨場感たっぷりに表現していました。
アレを見ちゃうと、これからどんな舞台を見ても物足りなくなっちゃうかも
水文字といい、フライングといい、映像といい、舞台に携わる人たち、観劇好きの人たちは、絶対に見ておいたほうがいい舞台だと思います。
ジャニーズだからといって敬遠する人たちは、本当に見る目がないし、損をしているし、ある意味プロ意識が乏しい人たちなのではないでしょうか。
それくらい、すごかったです。
ここから、この舞台から、多分、色々な舞台装置の「汎用版」が開発され、さまざまな舞台に転用されていくのだと思いました。
■ところで。
ちょっと話はずれるのですが、今回は何が嬉しかったって、山科愛ちゃんがまるっきりトップ娘役の扱いを受けていたことでした
山科愛ちゃん・・・しなちゃんは、大好きな娘役さんの一人でした。
しなちゃんがみたくて、会社を休んで「パッサージュ」を繰り返し見に行ったし、「アメリカンチェリーパイ」を見に行ったこともあるくらい。
是非、どこの組でもいいから、トップ娘役になって、大階段から大きな羽根を背負って降りてきてほしかった・・・そう願っていた娘役さんでした。
彼女が退団したときは・・・これが宝塚のシステムだから仕方がない、と思うと同時に、こういう力のある娘役さんがなかなかのぼりきれない宝塚というシステムの閉塞感が残念で仕方がなかった・・・そんな風に思いました。
そんな彼女が・・・タッキーの舞台で、完璧にトップ娘役の扱いを受けてるっ
しかも・・・・・・・・・タッキーとものっすごくお似合いで
二人とも、白くてきれいでキラキラ
うわぁうわぁうわぁ・・・なんか・・・理想のトップ男役とトップ娘役
本当に、夢見たいにきれいで、現実を忘れるようなたたずまいで・・・
ああ、エンターテイメントって、こういうことなんだな、と改めて思いました。
現実とは乖離した、夢の世界でひと時遊ぶ時間を提供してくれる。
そういう時間のためにお金を払う。
それが、エンターテイメントなんだと。
で、話を戻すと、しなちゃんは・・・フライングするわ(体重がないんじゃないかって言うくらいふわっと軽くて、妖精みたいでした
以前「SHOCK」に樹里咲穂さんが出ていらっしゃったときに、樹里さんのお茶会に行ったことがあったのですが、そのとき樹里さんが、
「ジャニーさんが本当によくしてくださって。仮縫いまで出来上がっていたドレスがあったのに、『樹里さん、これどうですか? 僕はこれ、樹里さんには似合わないと思う。作り直しましょう』といって、作り直してくださってびっくりしたことがある」
とおっしゃっていました。
それをきいて、「ああ、樹里さんはジャニーさんにめちゃめちゃ気に入られてたんだなぁ」と思ったことがありましたが、しなちゃんも多分、気に入られたんじゃないかなぁ。
そのくらい、どの衣装もしなちゃんにぴったりで、かわいらしくて、しかもものすごい数の衣装が用意されていました。
たった10分間くらいの出番にも、新しい衣装が用意されてるなんて、なかなかないことですもんね
<あらすじ>
ショー仕立ての舞台なんですが、あらすじはあるんですよ、一応
あいかわらず、おじいちゃんの脳内妄想てんこもりで(笑)時系列はめちゃくちゃだし、つじつまは合わないし・・・とにかく、
「タッキーがかっこよく見えればいい!」
ということだけに集中したあらすじでしたけど(笑)
で、この舞台を説明するのに、やっぱり宝塚の順位付けを用いるのが便利なんで(笑)、それにしたがって説明するとこんな感じ。
◇トップ男役=滝沢秀明=ヒデアキ
元々「海の民」だが、父が海で亡くなったことをきっかけに熊野の森に引きこもり、「元海の民」を率いて、いずれ海に帰ることを祈念している。
「海に帰ること」こそが「ヒデアキの革命」と思っている(笑)
◇トップ娘役=山科愛=ユキ姫
元海の民。ヒデアキの幼馴染であり、ヒデアキの後見役・長老の一人娘。ヒデアキを恋い慕い、彼の「革命」が完遂するために、自分の命をささげるつもりでいる。
◇二番手男役=藤ヶ谷太輔=タイスケ
ヒデアキの右腕。さらわれたユキ姫探索に出るが、実はユキ姫のことをひそかに思っている。
◇特別専科=錦織一清=長老
ヒデアキの後見役であり、育ての親。ユキ姫の父親。ヒデアキの革命を見守っている。
・・・・・ね。判りやすいでしょ(笑)
で、話が相変わらずむちゃくちゃ(笑)
所は太古の紀伊の国、熊野の森の中。
ヒデアキは、民を率いて「海=熊野灘」を目指します。
それが革命だから。
けれど、海にはすでに「大将軍」とよばれるひとが率いる「海と敵対する海の民」がいて、「海と共存しようとする海の民」であるヒデアキと対立するんですね。
そもそも、その「大将軍」にユキ姫がさらわれてるから助けに行かなくちゃいけないんですけど。
そんな中、嵐に巻き込まれて・・・・・・・竜宮城に行くんですわ。
竜宮城て! いきなり浦島太郎かい!
つか、熊野の話はどうなった!?
ユキ姫は!?
んで、玉手箱をわたされて現実にもどると、相変わらず「海と敵対する海の民」がいて、ヒデアキは戦いの日々にもどるんです。
第一、ユキ姫はまださらわれてるし。
・・・っていうか、自分の片腕だったタイスケは、大将軍に寝返ってるし
で大将軍一派は鯨とかを殺したりして、あらゆるものとの共存を拒否してるんですね。
意味なんかないです。
意味があるとすれば・・・ヒデアキが革命を起こすきっかけを作るためだな(笑)
で、対立していく中、長老が殺されちゃったりするわけですが、ナレーションにいわく、
「長老を失ったヒデアキは、失意のどん底にいた」
・・・ってあんた!
もしかして・・・ヒデアキの中では、長老>ユキ姫!?
がーん・・・ユキ姫の立場は!?
まあこれも、宝塚で言えば、轟悠さん的特別専科=錦織さんを立てるためには、こういう脚本にするしかなかったのかなぁ・・・と思えば、ものっすごく納得がいく舞台構成
大将軍との最後の対決で、ユキ姫を失い・・・しかも大将軍が実は、自分が恋い慕う(笑)長老であり、長老自身は「ヒデアキの革命」を屁とも思っていなかったという事実に絶望したヒデアキは、大将軍=長老を討ち・・・そして、禁断の玉手箱を開けてしまい・・・老人になってしまう。
〜一幕 了〜
って、えええええええええええええええええええええ
タッキー・・・じーさんになっちゃってますけど・・・・ここで終わり!?
光一君はSHOCKで、ものすごい階段落ちをやって一幕終わりにしてますけど、タッキーは・・・・じじいになって終わりかよっ!
なんだその終わり方
・・・これが2幕になるとぶっとびます。
太古の世界でじじいになったタッキーは、2060年もまだじじいで、しかも1982年3月29日に、病院のベンチで生まれた・・・って自分語りします。
これ、どっかで見たな・・・あ! ONEだ!!! ONEだよ! あの、憂鬱舞台「ONE」だ
そーいや、Jr.が自分の内あけ話をするところまで、ONEみたいだ・・・
そんな鬱まき話、ききたくねぇ
舞台の上には、じじいヒデアキとじじいニッキ・・・そんな地味な舞台いらねー
で、じじいニッキと話すうち・・・じじいヒデアキは気が付きます。
海でなくなったと母に聞かされていた自分の実の父親は・・・実は長老=大将軍=ニッキであることに
しかも、「実はずっと前から気づいていた」とかとってつけたようなことを言います。
判ってたなら、もっと早く言えよ! そしたらこんな悲劇も生まれんかっただろーが
で、じじいニッキはじじいニッキで言うわけです。
ユキ姫はヒデアキの実の妹だ、って。
全てを理解したじじいヒデアキは、「思い残すことはない」とかいっちゃって、じじいニッキの腕の中で死んでいきます
「ユキ姫には、自分たちが兄妹であることを知らせないでほしい」
といいのこして・・・
うわ〜じじいがじじいを抱いてるって・・・このシーンのどこに萌えをみつければいいんだ
つーか、ユキ姫、まだ生きとんのかい! 今は2060年ですけども
息をひきとったヒデアキに、亡霊のじじいニッキは語りかけます。
「ユキ姫はお前が兄だと知っている」
って。
ええええええ!?
しかも、
「ユキ姫はお前が兄だとしっていたから、タイスケとの子供を身ごもっていた」
とか、突然の驚きの展開。
はああああ!? タイスケ・・・いつの間に子持ちに!
頑張れ源さん@必殺仕事人が、いきなり子持ちになってたのもびっくりしましたが、アレはまだ、養子だし・・・こっちはモノホンの子持ちだよ! タイスケ! まだJr.なのにっ!
つか・・・ヒデアキの立場は!?
ヒデアキ、かませ犬!?
何にも知らなかったヒデアキは、道化ですか!?
いやいや・・・これも「滝沢革命=宝塚」と考えれば納得がいくのです。
宝塚でも、ヒーローが誰とも結ばれないまま、一人孤独に去っていくパターンは山ほどありますから・・・
人気者には、恋人や妻を想像させる要素は不要なのです
・・・って、振り返れば納得できますけどね。
見てるほうは大パニックですよ。
タイスケが子持ち!?
つか、男としてのヒデアキの立場は!? 単なるかませ犬かよっ!
客席呆然とする中、若々しい姿をしたユキ姫が登場します。
「お兄さん、天馬に乗って空をかけるのは、あなたでなくてはならないのです!」
とかなんとかいって、昔の約束どおり、「自分の若さと命」をヒデアキにーさんにささげ・・・おばあちゃんの姿になって死んでしまいます。
で、あとに残ったのは・・・若返ったタッキー。
タッキーはおばあちゃんになったユキ姫を腕に抱き、そしてその瞬間悟るのです。
「女と男のLOVEと書いて革命・・・愛して愛されて この永遠のテーマは Girl loves Boy から始まるのです」
・・・・・・・・・・・ってええええええええええええええええええええ!?
これが・・・「滝沢革命」・・・・
・・・こうして。
観客を呆然とさせたまま、「滝沢革命」は終わり・・・そして何事もなかったようにショータイムに入って・・・観客も、「ヒデアキの革命ってなんだったの?」という疑問を持つことすら忘れて、タッキーのキラキラ
おじいちゃん、すげえ。
なんかもう・・・ぶっ飛びすぎててわけわかんないけど・・・わけわかんないけど、ものすごい充実感だけはあったよ! おなかいっぱいだよ
<というわけで、個人的なツボ>
■「滝沢革命」では沢山のものに再会しました・・・
再会その1・・・「あの化け物」。
ええ、「あの化け物」です。
そういえば、「Endless SHOCK」以前の「SHOCK」をごらんの方はぴんと来るでしょう。
「あの化け物」・・・白鯨ですよ、白鯨
しかもちゃんとモリがささってるの!
「あの化け物」は相変わらず「あの化け物」と呼ばれ、「海の民」の足を食いちぎったりして、SHOCKのときと変わらず大暴れてしていたそうです・・・
ああ、おなつかしや「あの化け物」・・・あなた、ちゃんと帝劇の倉庫に眠っていたのねぇ・・・(笑)
■再会その2=天井から降ってきて、舞台の床に突き刺さる凶暴な花。
ありましたよね、これも「SHOCK」で。
刺さったら確実に怪我しそうな、落ちてきた瞬間「ストン!」という音がして、床に垂直突き刺さるあの花が・・・「滝沢革命」でも降ってきてましたよ。
しかも、大量に
ああ、お花たちもちゃんと帝劇の倉庫に眠っていたのね・・・(感涙)
■再会その3=1階から2階へ斜めに飛んでいく「兄貴昇天用フライングレール」。
「昇天する兄貴」のシーンが割愛されてからすっかりご無沙汰になっていた「昇天用フライング」が復活していました!
しかも、最初はじじいタッキーが二階から1階に吊るされて降り、最後はタッキーが1階から2階に昇天していきましたよ!
往復使ってました!
「MILLENNIUM SHOCK」で東山兄貴が昇天する際にわざわざ帝劇に作らせたという、斜めとび昇天用フライングレール・・・またあなたに会う日が来るなんて
つーか。
おじーちゃん、「Endless SHOCK」が自分の手を離れてしまったのが寂しいのでしょうか・・・
こんなところで、いらない演出・・・じゃなくて
おなつかしや、白鯨様。おなつかしや、突き刺さる花さん。おなつかしや、兄貴用昇天フライング
■新しいフライングといえば、お魚さんの風船を持ったままフライングするタッキーに思わず失笑しました。
タッキーも、
「今年、27歳です・・・」
って呟いてるし
おじーちゃん、タッキーに何させんねん
■噂の「タッキー汁」が振りまかれるという水浸しフライング。
あれ、半端ないっすよ、水の量!
おじーちゃんはつくづく、タッキーを濡らすのが好きよね。。。
滝沢演舞城でも、水浸しにしてたし。
タッキー、体冷やさないように本当に気をつけてね
■竜宮城のシーンでは、女装して登場したJr.の可愛さに釘付けでした
特に京本大我くんとアンダーソン
かわいいかわいいかわいい〜まさに、たいやひらめの舞踊り
■タッキーの舞台では本当にJr.の頑張りと成長が目覚しいのですが、重要な役割を与えられたJr.たちの演技向上は目覚しいばかりでした。
特に、ヒデアキ配下のリョースケこと橋本良亮くんをばっさり切るときの、対立する海の民・河合郁人くんの、にやりと片頬を上げる酷薄な微笑が忘れられません。
ものっすごくかっこよかった! 河合君にすっかり釘付けです
こんな風に。
相変わらず、ストーリーはあれだし(笑)ツッコミどころ満載ですが(でも、ツッコミどころさえも楽しくてたまらないのが、中毒性の高さなんだと思う(笑))、タッキーはもちろん、Jr.一人ひとりを見ていても実に楽しくて、一回ではすべてを見切れません。
多分あちこちでみんな、いろんな小芝居してるんだろうなぁ・・・
とにかく、タッキーがきれいで、キラキラしていて、美しくて、その上舞台装置もJr.も見所満載で、12000円分以上の価値のある舞台だったと思います。
つーか、あの舞台装置だけでも、12000円の価値はあると思う!
キラキラで、楽しくて、あっという間の3時間。
「楽しかったね!」
と話し合った後・・・
「タッキー&翼のコンサートが見たいね」
としみじみ語り合いました。
今の二人なら、お互いのバランスもよく、そしてキラキラしたところをいっぱい見せてくれそうだと、そう確信できました。
本当に楽しい舞台でした
ところで。
舞台で大量に水を使うせいか、この時期には珍しく、あまり劇場内が乾燥していなかったような気がします。
思わぬところでインフルエンザ対策?
まさかあの「水装置」にこんな副産物があるなんてねぇ(笑)